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湿気が強くなる時期に悪化する『水虫』について

水虫は、カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が足などの皮膚に感染して発症するものです。
患者さんが歩いた時、白癬菌を床やマットに散布し、これに触れることで感染すると考えられます。足への菌の付着ですべてが発症するわけではありません。付着した菌は時間経過や石鹸などで洗えば落ちます。

水虫イメージイラスト

水虫は完治せずに再燃したり、再感染するものがあるので治りにくい印象を受けます。

薬は菌の付着を心配する人もいますが、直接患部に素手で付けます。もし菌が付着しても石鹸で洗えば落ちます。
よく薬は液剤が効果的と考える方が多いようですが、刺激が多く逆に悪化する人もおりますので、軟膏やクリームベースの方がより安全でしょう。

爪の水虫ですが、爪は硬く薬が浸透しないのでつけ薬では直りにくく、飲み薬が中心です。
種類は1 日1 回を毎日服用するものと、1 日2 回を1 週間飲んで3週間休むパルス療法があり、3 ~ 6 ヶ月間の内服が必要です。
内服終了後、半年以上は薬剤が爪に残っていると言われており、8割近い治癒率が見込まれています。

先生のプロフィール
春山秀城(はるやまひでき)先生

doctor haruyama

金透小学校、 第1中学校、 安積高校、 福島医大
福島医大皮膚科、 太田綜合病院、 春山ひふ科

♪趣味

ギター(郡山マンドリンアンサンブル)
オーボエ(アマデウス室内管弦楽団、郡山市民オーケストラ)

 

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