芥川賞受賞の鈴木結生(すずき ゆうい)さんの著書「ゲーテはすべてを言った」を岩瀬書店 富久山店プラスゲオの吉田店長に紹介していただきました。
本屋さんに聞きました【ここに注目!芥川賞受賞作と著者の魅力】
今、大注目の郡山出身、芥川賞受賞の鈴木結生(すずき ゆうい)さんの著書「ゲーテはすべてを言った」を岩瀬書店 富久山店プラスゲオの吉田店長に紹介していただきました。
「ゲーテはすべてを言った」で第172回芥川賞を受賞された鈴木結生さんは、郡山市ゆかりの作家です。小学校までを郡山市で過ごした鈴木さんは、神父であったお父様の影響からか、原点は聖書。子どもの頃から熱心な読書家だったそうです。簡単に受賞作の紹介を。
ドイツ文学、特にゲーテ研究の第一人者である主人公は、家族と訪れたレストランのティーバッグに書かれたゲーテの言葉を目にします。自分も知らない出典不明のゲーテの言葉。
膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿りながら、ひとつの言葉を巡る主人公。旅の先に待っていたのは…
読み始めは鈴木さんの膨大な知識に圧倒されてしまうかもしれませんが、読みやすい文体で会話も多く自然に物語に入り込めます。
学問と研究に向かい合う主人公の思索-難しそうなテーマに「家族のドラマ」が加わったことで、読後に爽やかな気持ちになる物語です。
協力:岩瀬書店 富久山店プラスゲオ
郡山市富久山町八山田字大森新田36-1
営業時間:10:00~23:00