“How do you like FUKUSHIMA?” 【エドウィン英会話スクール ディレクター:ガーリー・スプライ】インタビュー

Style Koriyama インタビュー
“How do you like FUKUSHIMA?”

福島の~ちょっといいとこ 聞いてみたい~♪
福島県内で活躍する外国人の方を紹介形式で“繋ぐ”インタビューシリーズ。
このコーナーでは、海外出身の皆さんが感じた福島の魅力や発見などを伺います。

エドウィン英会話スクール
ディレクター
Gary Spry(通称:Gary ガーリー)

1986年にエドウィン英会話スクールを立ち上げ、日本での英語講師としてまもなく40年を迎えるガーリー先生に、日本に来たきっかけや福島での生活についての感想など詳しくお聞きしました。

ガーリー先生の出身地はどちらですか?

イギリスの南西部プリマス出身です。

地元の名物や名所を教えていただけますか?

名物であり伝統的な食べ物といえば、パスティです。その昔、鉱員が地下にランチとして持っていき、手が汚れているので外側の固い部分を持って、柔らかい部分だけ食べて残りは捨てていました。
現在のパスティは全部食べられるようになっています。

その他にはサイダーがあります。日本のサイダーとは違ってリンゴから作られたアルコール飲料です。アルコール度数はビールと同じくらいです。残念ながら日本では見かけたことはないですね。

プリマスは目の前に海が広がる美しい街で、漁港や軍港があります。

名所はたくさんありますが、内陸にはダートモア国立公園があります。羊や馬、牛、キツネ、ウサギが生息していて、公共の場所なので誰でも入ることができます。

子供の頃はどのように過ごしていたのですか?

サッカー、クリケット、ラグビーなどとにかくスポーツが好きでよくやっていました。

 

日本に来たきっかけは何ですか?

イギリスのロンドンで英語スクールの先生をしていたころ、そのスクールに須賀川市から学びに来ていた生徒さんがいました。ある時、その生徒さんから郡山で英語スクールを立ち上げるので福島に来てくれないか?と誘われたのが、福島に来たきっかけです。それは24歳の時でした。

最初に日本に来た時、何か母国との違いを感じましたか?

その当時、感じた一番大きな違いはワークスタイルの違いですね。イギリスでは仕事は仕事、フリータイムはフリータイムですが、日本ではプライベートも会社に管理されているように思いました。例えばどこに行くのか、誰と会うのか、何を話したのか、旅行する時の許可など。
その他には日本では先輩後輩の関係があり、上下関係では年齢が重視されますが、イギリスには先輩後輩という言葉や概念がないので驚きました。
地域に「町内会」というのがあるのは興味深くて新鮮でした。
買い物など日常生活においては、あまり違いなどは感じなかったです。日本はとても治安がいい国だ思います。そして買い物に行っても食事に行っても、サービスの質がとても高いと思います。
家の何かを修理してもらう時も業者さんは礼儀正しく接してくれます。
日本食も好きで、魚介類、野菜、山菜など何でも好きです。刺身も好きですが、焼き魚ではサンマ、サバ、マスが特に好きです。

オフの日はどのように過ごしますか?

スポーツ観戦、運動、読書、映画鑑賞、山歩き、トランプのコントラクト・ブリッジをオンラインで楽しんでいます。登山はこのあたりの山でいうと宇津峰山、高柴山、磐梯山、吾妻山、安達太良山に登ったことがあります。
他には歴史を学ぶのが趣味で、主に日本、イギリス、ヨーロッパの歴史が好きです。日本の歴史では幕末〜明治初期のころが一番好きですね。ユーチューブで歴史の動画をよく見ています。

福島県でお気に入りの場所はどこですか?

花見の時期は猪苗代の観音寺川の桜が好きです。猪苗代周辺、会津、南会津、只見線などが好きです。福島は美しい自然に囲まれているのがいいところです。
郡山市はほどよく大きな街で、海もそれほど遠くなく、山は近く、スキーリゾートもあり、東京までのアクセスも良いのでとても便利な街です。

これからしたいことは何ですか?

日本をもっと旅行してみたいですね。姫路城のように天守が当時の姿のまま残るお城は12城しかないのですが、それらを見てみたいです。九州や北海道にも行ってみたいです。

日々の日本の情報をどのように情報収集しているのですか?

初めて日本に来た時は日本語は全然話せなかったので英字新聞だけでした。でも英字新聞は全国版しかないので、地元の情報は人に聞いていました。常用漢字ぐらいはだいぶん読めるようになったので今は日本の新聞も読んでいます。

日本語は難しいとよく聞きますが、どうでしたか?

日本語を話せるようになるにはもちろん難しかったのですが、読めるようになるのには、それ以上に時間がかかりました。逆に日本人にとっては、英語を話すことは英語を読むこと以上に難しいと思います。

普段はどのくらいの頻度でイギリスに帰省していますか?

コロナの前は毎年夏に帰省して、その時に英会話スクールのイギリス旅行も行っていました。最初の一週間はイギリス国内のあちこちを案内して回り、生徒さん方が日本へ帰国した後、家族で2週間ほどイギリスの地元で過ごしていました。

東日本震災を経験してどのように感じていますか?

震災以降、福島は大変な時期を経てきました。もちろん今も原発の問題はありますが、個人的には今の生活に何か問題があるということはなく、放射線の危険も感じていないです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

私は福島の人々に温かく迎えられて支えられながら、長年楽しく生活を送ってきました。福島県は近年、諸々の大きな問題に直面していますが、Style郡山と共に、福島県の復興と将来の発展のために、自分が出来ることを通して貢献していきたいと思います。

School紹介

エドウィン英会話スクール
TEL 024-923-6950
郡山市菜根3-23-10石橋マンション101

エドウィン英会話スクールでは、年少児から通える幼児クラスから大人のクラスまでの英会話を始め、企業への教師派遣、翻訳、通訳、留学相談など、英語に関する様々なサービスを行っています。