シンガーソングライター MANAMIさん【INTERVIEW】
シンガーソングライター MANAMIさん【INTERVIEW】
福島県の女性アーティストといえば、郡山市在住のシンガーソングライターMANAMIさん。ライブやイベント出演はもちろん、配信ライブやラジオ番組のパーソナリティーとしても活躍中です。テレビCMでその楽曲を耳にする日も多いのでは?
そんなMANAMIさんが音楽活動をはじめるきっかけや、子ども時代の思い出、プライベートに迫ります!
相棒のギターはMartinのロドリゲスです♫
子ども時代のMANAMIさんはどんな子でしたか?
いたって普通の子どもでした。人前に進んで出るようなタイプの子じゃなかったので、わりと静かな子でした。親が音楽の道を勧めていたわけでも、まわりに音楽活動をしている人に囲まれていたというわけでもなかったですね。家でゲームをして遊ぶことも多くて、けっこうインドア派でした。
シンガーソングライターになりたいと思ったきっかけは?
中学生1年生の時に、初めて友達とカラオケに行ったのがきっかけです。それまでは人前で歌うことがほとんどなかったです。でも、一緒に行った友達から「歌上手じゃない?」と言われて、自分でも「わたし歌いけるかもしれない!」と思って歌手を目指すことにしました。
中学生時代は卓球に打ち込むスポーツ少女だったので、高校生になったら音楽活動しようと考えていました。高校ではバンドを組みました。3回くらい活動したら、男性のバンドにしたいとメンバーを外されたのがくやしくて!そこからギターを買ってひとりで活動を始めました。でも、バンドを外されたおかげで、今に至るまでMANAMIとして活動しているので、あの時のおかげだな(笑)
音楽制作についてはどうやって身に着けたのですか?
音楽大学や学校で学んだことはなく、ぜんぶ独学でやってきました。ボイストレーニングとか習ったことはあるのですが、続かなくて…だから現場で数をこなして経験を増やすことで続けてきました。
楽曲制作に関しても何の知識もなくやっているので、ある意味みなさんにも勇気を与えられるかな。音楽って「学校に通わないとできない」、「誰かにならわないとできない」って思い込んでしまいますよね。好きと楽しいという気持ちがあれば続けられます!!
コロナ禍が長引く中、ここ数年はどのようにして音楽活動を続けてこられましたか?
以前は週末に各地のイベントや県内外のライブハウスで演奏していました。コロナ禍に入ってからは、イベントは中止になってしまったり、ライブもほとんど開催できなかったり…できたとしても、ライブハウスで無観客の配信をしたり、自宅からYouTubeやTwitterのツイキャスを使ったライブ配信が中心でした。この2年は、お客さんの前で歌う機会がまるでなかったです。今年に入ってから、すこしずつ有観客ライブやイベント出演も復活してきたところですね。
MANAMIさんの休日の過ごし方
「今日は仕事しないぞ!もう何にもしないぞ~!」と決めて休日にするんですよ。そういう日は家から一歩も出ないです(笑)
料理をするのが好きなので、家で料理をしています。アニメを見るのも好きなので、ネット配信で1作品を1日で一気見することもあります。最新のアニメからタッチみたいな昔の名作までいろんな作品を見ています。
好きなアーティストやジャンルは?
自分が音楽にはまった頃、ちょうど歌手を目指し始めた頃は、ポルノグラフィティやいきものがかりといったバンドグループ、シンガーソングライターのYUIの楽曲をよく聴いていて影響を受けていました。今でもJ-POPや邦楽のバンドを聴くことが多いですね。洋楽を聞くときもあります。わりと幅広く聞いているので、好きなアーティストを選ぶのは迷うなぁ。aikoさんはやっぱり好きです、あんな風に年を重ねたい!笑
MANAMIさんの出身地福島市の思い出は?
福島市には、福島駅と飯坂温泉を結ぶ飯坂電車が走っていて、ちょうどその真ん中あたりが地元なんです。毎朝起きたら電車の音が聞こえる線路沿いの家で育ったんです。自分にとって家族のように身近な存在だった飯坂線の事を「Familiar train」という曲にして歌っていたら、ひょんな事からそれが福島交通さんの耳に届いて。そこから飯坂電車公認の応援ソングとしてタイアップする事になって。これをきっかけに、飯坂線のような曲を書いてほしい!といったお仕事としての楽曲制作の依頼等が来るようになったんですよね。感慨深いです。
MANAMIさんがおすすめする福島の好きなスポットは?
福島って同じ県なのに、地域によって全然違った特色がありますよね。街によって人の雰囲気もさまざまですし。以前に玉川村のイメージソングを作らせて頂いたことがあって、玉川村は好きな場所の一つです。このお仕事を頂くまで、玉川村の存在も知らなくて。楽曲づくりのために実際に足を運んで、ひとと触れ合ってみると、すごくアットホームな村で親しみを感じました。これまでに訪れた市町村、まだ足を運んだ事のない市町村もたくさんありますが、福島の全市町村に一度は住んでみたいくらい福島が好きです。笑 今住んでいる郡山も住みやすくていいですね。どこへいくにもアクセスが良くて、便利ですしね。
MANAMIさんがこれからチャレンジしていきたいことは?
コロナのこともあって、県外での演奏活動がしばらくできてなかったんですね。作品を作っても自分から伝えに行く機会がなくなってしまって。これからは福島を拠点に全国各地へ歌を届けたいです。
いまはその場に行かなくても、ネットでライブがみられる便利な世の中になりましたよね。ライブへ直接足を運べずとも、配信で繋がってくださったり、近くから遠くから応援し続けて下さるファンの方も多くいらっしゃるので。今度はその人達の住む町に私が会いに行きたいです。そして全国各地で出逢った方々に福島のライブへ足を運んで頂けるような、そんな活動ができたらいいなと思っています。
読者の方へメッセージをお願いします。
郡山ではライブハウスでの活動が多いので、ライブハウスにもっと気軽に足を運んでもらえたらうれしいです。どうしても女性のお客さんは男性に比べるとまだまだ少ないのが現状で、同じ女性には特に共感して頂けるであろう曲もたくさんあるのでぜひ歌を聴いて身近に感じてもらえたり、歌が寄り添ってくれたらうれしいですね。
【プロフィール紹介】MANAMI
福島市出身郡山在住のシンガーソングライター。2008年から音楽活動を始め、数々のオーディションで賞を受賞。これまでに三度のホールコンサートを成功させる他、トヨタカローラ福島、酪王カフェオレのCMソングを始め、県内の様々な企業に楽曲提供を行う。ラジオ番組のパーソナリティーも担当する等、県内を拠点に幅広く活動中。